手外科グループ
手外科で扱う代表的疾患・治療について
絞扼性神経炎、特に手根管症候群に対して最小侵襲の鏡視下手術を多く行っており、透析後の発症例を含め、多くの患者の福音となっています。
また、難治性 舟状骨偽関節に対する遠位舟状骨摘出関節形成術、キーンベック病に対する橈骨楔状骨切り術、TFCC損傷(三角線維軟骨 複合体損傷)に対する手関節鏡視下手術、母指CM関節症(手根中手関節症)に対する関節形成術などで優れた臨床成績を得ており、国内外に広く成果を発信しています。
外来手術も含め、年間の手外科手術例数は約200例です。
手外科グループ
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手根管症候群
手掌の中央で神経が圧迫されて生じる疾患で、中年以降の女性の方に多く見られます。
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舟状骨骨折・偽関節
スポーツや交通事故で転倒して手をついたときに起こりやすい、手の甲の骨の骨折です。
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キーンベック病
手を使った後に手首の痛みと腫れがみられ、徐々に握力が低下し手首の動きが悪くなる病気です。
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三角線維軟骨(TFC)損傷
手首の小指側の痛み・引っかかり感が主症状で、スポーツ・転倒時の捻挫や手首の酷使で生じる軟骨損傷が原因です。
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母指CM関節症
物をつまむ・ふたを開ける時などに親指の付け根に痛みを感じ、進行してくると関節がずれて外からも変形がわかるようになります。使いすぎ・老化・けがなど...
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その他
手首での骨折(橈骨遠位端骨折)などが手の外科で多く見られる疾患です。