福岡大学医学部整形外科学教室

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専門グループ

股関節グループ
教授 山本 卓明、助教 木下 浩一、その他医師8名で診療しております。
外来診療は火曜日午後 (山本:再診のみ、木下:新患、再診)、水曜午前(山本:新患、再診)、木・金曜午前(木下新患・再診)に行っております。
手術は山本(後方アプローチ人工股関節置換術、大腿骨側骨切り術)、木下(前方アプローチ人工股関節置換術、骨盤側骨切り術、股関節鏡下手術、骨盤・大腿骨外傷)が担当しております。
受診される際はかかりつけ医師より当院地域医療連携室へご紹介いただくとスムーズな受診が可能ですので、よろしくお願いいたします。

寛骨臼形成不全

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変形性股関節症

特発性大腿骨頭壊死症

大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折

股関節唇損傷、股関節インピンジメント症候群

大腿骨近位部骨折

骨盤骨折

膝関節グループ
膝班は膝関節温存と膝機能再建を目的として、スポーツや交通外傷をはじめ変性疾患を主体とした小児から成人まで全年齢の膝関節疾患の診療活動を行っています。
近年、増加傾向にあるスポーツ外傷の膝前十字靱帯損傷に対する鏡視下靭帯再建術では、患者さんの筋力、スポーツ種目、活動レベルなどから、症例に応じた自家移植腱を決定し、手術を行っています。
その結果、術後に良好な臨床成績やスポーツ復帰を獲得しています。また、これまでに治療が困難であった骨軟骨損傷の症例には自家培養軟骨移植術を行っています。
これは従来の骨髄刺激法や骨軟骨移植術などの治療では難渋していた若年者の広範囲軟骨損傷の症例に治療適応があり、良好な長期臨床成績の獲得が期待されています。
さらに当科では半月板手術、膝靱帯再建術、高位脛骨骨切り術、膝関節制動術と同時に行うことによって、治療の適応を拡大し、その有効性について検討中です。
幅広い年齢層にみられる半月板損傷では可能な限り関節鏡で半月板縫合術による温存を行い、修復困難な場合でも半月板のhoopを温存する鏡視下半月板切除術で対応しています。
変形性膝関節症に対する 高位脛骨骨切り術では、独自に工夫を加えた方法で 優れた臨床成績を獲得しています。高度の変形や関節外変形を伴う変形性膝関節症には、ナビゲーションシステムによる人工膝関節置換術を行っています。これにより正確な手技で手術が行えるようになり良好な長期成績を獲得しています。
膝の手術後のリハビリにも様々な工夫を加えており、スポーツ復帰時期の決定には表面筋電図や筋力を測定して客観的な評価を行っています。
変形性膝関節症や人工膝関節後のリハビリにも独自のプログラムを作成し、 サテライト病院と協力しながら早期の機能回復に努めています。
特に近年、本邦の病院施設における高位脛骨骨切り術、後十字靭帯再建術の年間症例数はトップクラスで、年間の手術症例数も400例を超えるようになりました。今後も罹患前の膝機能のレベルまでの回復のために研究、診療活動を行って参りますので、よろしくお願い致します。
肩関節グループ
五十肩からスポーツ障害、外傷や骨折まで、肩関節に関するあらゆる病態に対応いたします。症状や病態に応じて、薬物療法、理学療法、手術療法を行っています。
手術療法では、全国的にトップレベルの肩関節手術例数を有し、年間に約150例の手術を行っています。2014年から本邦に導入された新しい人工関節であるリバース型人工肩関節全置換術にも多くの手術実績があります。

治療方針

運動器疾患では保存療法が第一選択で、肩関節疾患でも例外ではありません。
お薬や注射、リハビリテーションなどの保存療法で症状が軽快しない場合に、手術療法を検討します。
肩関節疾患に対する手術療法は、直視下手術と関節鏡視下手術に分けられます。
骨折や人工関節置換術は直接患部を切開する直視下手術で対応しますが、難治性の五十肩、腱板断裂、肩関節不安定症、スポーツ障害には関節鏡視下手術を行っています。

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鏡視下手術について

直視下手術について

リバース型人工肩関節全置換術

五十肩

腱板断裂

インピジメント症候群

肩のスポーツ障害

肩関節不安定症

足の外科グループ
足関節および足部の疼痛で悩まれる患者さんは数多くおられます。
ところが膝や腰と違い、病院に行かずに我慢して、いよいよ我慢できなくなってから受診される患者さんが多いのが現状です。早期であれば手術などをせずに足底板、装具、整形靴などが著効する場合も多くあります。足部・足関節の疾患にお悩みの方は一度御相談ください。


外来案内

 
 
 午前午後午前午後午前午後午前午後午前午後
吉村       
金澤       
萩尾       

足の主な病気と治療

足部および足関節のスポーツ障害、足関節靱帯損傷、軟骨損傷、骨棘障害、過剰骨障害、足関節骨折、足関節捻挫、アキレス腱断裂、腓骨筋腱脱臼、先天性内反足、小児扁平足、小児外反母趾、フライバーグ病、ケーラー病、足根骨癒合症、外反母趾、強剛母趾、種子骨障害、扁平足、後脛骨筋腱機能不全症、変形性足関節症、距骨下関節症、足底腱膜炎、モートン病、足根管症候群、末梢神経障害、三角骨障害、インピンジメント

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外反母趾

三角骨障害(足関節後方インピンジメント症候群)

変形性足関節症

足関節外側靱帯損傷

距骨骨軟骨損傷(距骨離断性骨軟骨炎)

偏平足障害

足関節鏡

脊椎グループ
脊椎・脊髄グループは肩こり・腰痛、手足のしびれ・痛みの原因となる頚椎から腰椎までの、変性疾患、腫瘍性疾患、炎症性疾患、外傷などあらゆる疾患に対応しています。
疾患としては、 頚髄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などが大多数を占めますが、脊椎脊髄腫瘍などの特殊で難治性の疾患も少なくありません。手術適応は厳密に決定しており、決して目先だけの短期治療成績にとらわれず自然経過等を十分に踏まえた上で長期成績をも見据えた方法を それぞれの患者さんごとに決定 しております。手術方法は従来のオーソドックスな手術法から、脊椎インスツルメンテーション、鏡視下低侵襲手術 などの最新の技術も駆使し手術を行っています。
難度の極めて高い手術も行っており、術前術中の脊髄モニタリングも行っています。
手術適応とならない患者さんにもわかりやすく丁寧に病状、治療について十分に理解いただけるように説明しており、手術だけではなく保存治療も積極的に行っております。
当院救命救急センターとも連携し、頚椎損傷、胸腰椎脱臼骨折、四肢麻痺などの 脊椎脊髄損傷の患者さんにも24時間対応し治療に当たっています。年間の脊椎脊髄手術例数は約130例です。
手の外科グループ
絞扼性神経炎、特に手根管症候群に対して最小侵襲の鏡視下手術を多く行っており、透析後の発症例を含め、多くの患者の福音となっています。
また、難治性 舟状骨偽関節に対する遠位舟状骨摘出関節形成術、キーンベック病に対する橈骨楔状骨切り術、TFCC損傷(三角線維軟骨 複合体損傷)に対する手関節鏡視下手術、母指CM関節症(手根中手関節症)に対する関節形成術などで優れた臨床成績を得ており、国内外に広く成果を発信しています。
外来手術も含め、年間の手の外科手術例数は約200例です。

手の外科で扱う代表的疾患・治療について

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手根管症候群

舟状骨骨折・偽関節

キーンベック病

三角線維軟骨(TFC)損傷

母指CM関節症

その他

小児整形外科グループ
先天性筋性斜頚、先天性内反足 とともに 先天性股関節脱臼、ペルテス病・大腿骨頭すべり症などの股関節疾患では、基本に忠実な治療を行っています。骨折、化膿性関節炎、骨髄炎 などには迅速に対応し、積極的に治療しています。 他科と密接に連携した治療が特徴であり、 脳性麻痺、血友病、骨系統疾患 では小児科と共同、 二分脊椎では小児科と脳外科と泌尿器科との4科で共同して治療しています。手指・足趾の先天奇形に対する治療や骨延長術も行っています。

小児整形外科の主な病気と治療

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先天性股関節脱臼

先天性内反足

ペルテス病

骨折・化膿性関節炎・骨隨炎

骨・軟部腫瘍グループ
小児から高齢者にわたる転移性を含めた骨軟部腫瘍全般を対象に治療を行っています。
当科においては、欧米と同じく腫瘍内科、小児科および放射線科との緊密な連携で悪性骨軟部腫瘍に対して集学的治療を行い、治療成績の向上を図っています。
また、近年の分子生物学的研究の進歩に伴い、病理学教室と連携し従来の組織診断に加えて染色体・遺伝子分析も取り入れています。
骨軟部腫瘍の患者様に対して全人的にサポートできるように全力で治療に当たっています。
関節リウマチグループ

年間登録患者数は約700人と豊富な経験が蓄積されてきています。
リウマチのみならず、全身性エリテマトーデスなどの周辺疾患による全身の運動器障害も治療しています。
近年の抗リウマチ薬や生物学的製剤の開発により、 保存的治療が着実に進歩しています。
保存的治療で寛解しない症例には、できるだけ侵襲を少なくして回復が得られる方法を採用しています。
肩関節、股関節、膝関節から手指、足指にいたるまで、人工関節置換術や鏡視下滑膜切除術を行っています。
また脊椎病変についても、最新の技術を取り入れた手術が施行されており、関節手術と同様に患者満足度の高い優れた臨床成績を得ています。

  • 関節リウマチグループ
骨粗鬆症について・医療設備

骨粗鬆症について

汗がでる程度の運動やカルシウム摂取など、骨折を未然に防ぐための生活習慣の指導を重視した診療を行っています。必要に応じて 骨塩定量を行い、骨吸収抑制剤や活性型ビタミンDを投与しています。原則として脊椎圧迫骨折には保存的治療、大腿骨頚部骨折には手術を行っています。年間の骨粗鬆症関連骨折の手術例数は約50例です。

医療設備

人工関節用無菌手術室、脊椎・神経手術用湯発電位測定器具、レーザー血流量測定装置、組織内圧測定器、骨塩測定装置(DEXA)、MRI、CT、筋電図、歩行分析、加速度測定装置、三次元位置分析装置、サーモグラフィー、リハビリテーション施設