股関節グループ
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折
大腿骨頭壊死症と間違われやすい疾患に、大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折があります。大腿骨頭表面の軟骨は軟骨下骨という梁と海綿骨という柱に支えられています。
これらの部分に骨折が生じることを大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折といいます。
現教授 山本卓明が学会誌に発表したことで広く知られるようになりました。骨強度が落ちたご高齢の方に生じやすく、日常生活を送っているだけで生じることがあります。
大腿骨頭壊死症とは違い骨折ですから骨折の範囲が狭く、骨頭が圧潰していない方であれば安静を保つことで治すことが可能です。骨頭が圧潰すると軟骨摩耗がすすみ人工股関節全置換術が必要となります。青年や壮年の方にも生じる場合があります。
股関節グループ
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寛骨臼形成不全
股関節は寛骨臼 (骨盤側の受け皿)に大腿骨頭がはまる形で形成される球関節です。
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変形性股関節症
前述の寛骨臼形成不全や外傷、その他の原因で股関節の軟骨がすり減ってしまった方に対して人工股関節全置換術 (Total Hip Arthroplasty: THA)を行っています。
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特発性大腿骨頭壊死症
大腿骨頭が壊死する病気に大腿骨頭壊死というものがあります。
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大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折
大腿骨頭壊死症と間違われやすい疾患に、大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折があります。
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股関節唇損傷、股関節インピンジメント症候群
寛骨臼の縁の部分には関節唇(かんせつしん)というゴムパッキンのようなものが付着していて股関節の安定性の一部を担ってくれています。
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大腿骨近位部骨折
4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えました。骨密度は20歳をピークに減少するといわれ、女性は閉経後に特に骨密度が減少します。
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骨盤骨折
当院は福岡市の3次救急を担う救命救急センターを有していますので交通外傷などで搬送された方の中には骨盤を骨折されている方がおられます。