股関節グループ

大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折

大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折


大腿骨頭壊死症と間違われやすい疾患に、大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折があります。大腿骨頭表面の軟骨は軟骨下骨という梁と海綿骨という柱に支えられています。
これらの部分に骨折が生じることを大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折といいます。
現教授 山本卓明が学会誌に発表したことで広く知られるようになりました。骨強度が落ちたご高齢の方に生じやすく、日常生活を送っているだけで生じることがあります。
大腿骨頭壊死症とは違い骨折ですから骨折の範囲が狭く、骨頭が圧潰していない方であれば安静を保つことで治すことが可能です。骨頭が圧潰すると軟骨摩耗がすすみ人工股関節全置換術が必要となります。青年や壮年の方にも生じる場合があります。

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