肩関節グループ

リバース型人工肩関節全置換術

リバース型人工肩関節全置換術

腱板断裂に伴う変形性関節症や修復困難な腱板断裂患者さんが対象となります。
変形性関節症とは、軟骨がすり減って骨同志がこすれる状態になってしまっている状態です。股関節や膝関節など、体重がかかる部位に多い病気ですが、肩関節にもみられます。
肩関節は、軟部組織(骨以外の靭帯や筋肉、腱板など)で支えられる割合が大きいのが特徴で、腱板なくなってしまうと従来型の人工関節は使用できませんでした。
2014年に認可されたリバース型人工肩関節は、この問題を解決できる人工関節です。
欧州では30年の歴史がありますが、手術合併症が少なくありません。
このため、本邦ではこの手術を実施すれために施設や医師に厳しい基準が設けられています。年齢や関節の動き、関節変形の程度などの病態を詳しく調べて、手術対象となるか検討します。

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